日本人に生まれながら漫画やゲームを楽しまないのはアメリカ人に生まれながらハリウッド映画を楽しまなかったりスペイン人に生まれながら闘牛を楽しまないのと同じだと思うブログ。

PSYREN another call 1 紅蓮の聖誕 | main | 週刊少年ジャンプ2010年39号の感想と予想
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ONE PIECEと和製RPGは似ているという話
ONE PIECEがない4週間の寂しさを紛らわすために。


和製とか書いてますけど洋製RPGとか知らんけどね。
ウィザードリィとか?

まあなんにせよタイトル通りの話です。




例えば、最も有名な和製RPGであるドラクエを例にとると、
ドラクエの基本フォーマットは大雑把に言うと

「得意分野の異なる仲間数人でパーティーを組み、
砂漠、海、雪国など様々な場所を旅し、
そこに住む人々を救ってお礼を貰い、
時には新たな仲間を得たりして、世界中を冒険する。」

というもの。
これってまさにONE PIECEの基本フォーマットじゃありませんか。

それもそのはず。
ゲームと漫画で媒体は違えど、両者とも「冒険」をメインにした作品。
物語の基本フォーマットもそりゃあ似通ってくるというものです。

これが、冒険に主眼を置かない他の連載作品、
例えばNARUTO、BLEACH、REBORNとかだったらどうでしょう。

これらの作品では、主人公達には「本拠地」があり、
主人公が外に冒険に行くのではなく
敵の方が本拠地に攻め込んで来るパターンが多いため、
物語の舞台はそう頻繁に変化しません。

本拠地には病院もレストランもあるので、
コックや医者といった仲間も必要ありません。
必要なのは戦闘要員だけです。

困っている人達を助けるというのも、そう何度も起こりません。
こーいうことが起きるのは、
ドラクエやONE PIECEは
「主人公達が、仲良くなった人々に害をなす勢力を倒す」
という構図だからです。
一方で上記3作品では基本的に「主人公達が敵対勢力を倒す」という構図です。
自分や仲間に降りかかる火の粉を払うのが主目的であって、
人助け、という概念はそう強くありません。


とまあ、ジャンプにおいてはだいたいの漫画は
ドラクエのフォーマットに当て嵌まりません。
一番近いのはトリコでしょうが、
そのトリコにしても自分達の利益のために戦うという点で
やはりフォーマットから外れます。

ONE PIECEは押しも押されぬ看板でありながら、
ジャンプの中ではむしろ異色であるとも言えるわけです。


そして、先程はあえて書きませんでしたが、
ドラクエとONE PIECEにはもう一点、
類似しているところがあります。

それは「パワーアップ」の方法。

NARUTOやBLEACHは
現在の強さでは敵わないボスが現れる→修業でパワーアップ→勝利
の流れですが、じゃあドラクエもこうなっているかというと、
まったくなっておりません。
ドラクエは敵を倒して経験値をため、レベルアップすることで強くなります。
つまり、新しいボスに出会う頃には、
それまでの冒険で蓄積してきた経験値によって、
ボスを倒せるくらいまで勝手にパワーアップしているのです。

もちろん、ボスを倒すことができずに、
修業(経験値稼ぎ)を強いられることはあるでしょうが、
それはあくまで「そういうこともある」程度でしかなく、
毎度毎度のお約束ではありません。

つまりジャンプの連載作品達が「敵を倒すために強くなる」のに対して、
ドラクエは「敵を倒したことで強くなる」のです。

なぜドラクエはこのような方式をとったか?
それはドラクエのメインはあくまでも冒険を進める・物語を進めることだからです。

ボスとのバトルはあくまで要素でしかなく、
真に重要なのは物語の方。
しかしボスを倒すために数時間の修業が必要で、
しかもそれが新ボスが出るたびに繰り返されたりしたら、
物語を進める上での障害になることは想像に難くありません。

だからドラクエには修業がないのです。
いや、正確には、
目的地までの道のりや敵との戦いこそが修業になっていて、
自動的に強くなっているというシステムなのです。


ONE PIECEに修業が存在しないのも、それと同じ理由でしょう。
ONE PIECEという作品は「バトルマンガ」ではなく「冒険マンガ」なのですから。

ルフィはレイリーから
ひとつなぎの大秘宝の情報を聞くことを拒んだことからわかるように、
「冒険」こそが目的なのです。
ひとつなぎの大秘宝はその冒険の最終目標であり、
海賊になったのも冒険ができるからこその選択であって、
ルフィの行動原理には常に「冒険」がついてまわるのです。

主人公の目的が「冒険」である以上、
ONE PIECEはまごうことなき冒険マンガ。
バトルは要素として存在していてもメインではなく、
故にメインの冒険を進めることができない「修業」は邪魔なのです。

そこでONE PIECEが採用したのは、
ドラクエと同じ「経験値方式」。
これなら、冒険を進めながらに強くなれるので
うってつけだったというわけです。

ジャンプのほとんどのバトルマンガが
修業によるパワーアップを採用しているだけで、
「困難を乗り越えた経験によって強くなる」
というのは現実にもままある話であって、
特に不自然というわけでもないですし。
「実戦に勝る訓練なし」なんて言葉もありますし。

修業をしないが故に麦わらの一味は
劇的なパワーアップはしていません。
彼等はあくまでもジワジワと強くなっているので。
劇的に強くなるのは新しいアイテムを手に入れたときか、
新技を覚えたとき、に限られます。
というのもドラクエ的ですね。


てな感じで頑なに修業を避け続けてきたONE PIECEですが、
最近の展開でとうとう修業編に突入。
その期間が他作品よりもだいぶ長い「2年」というのも面白い話ですね。

ONE PIECEは物語を進めるために修業を避けてきた、と書きましたが、
もしそうだとしたら、いざ修業が必要になった時には
それこそ「物語を停滞させるほどの長期間の修業」でないとおかしいわけです。
そして実際そうなりましたね。

今のルフィ達は、ドラクエでいうならザコ敵をせっせと倒して
金と経験値を稼いで、レベルアップや強化装備を手に入れようとしている状態。
ただしこれには何時間もかかり、その間物語は一向に進まない。
この作業は必要なことかもしれないが、ゲームの本質ではない。

もし、連載再開したONE PIECEが「2年後」から開始されたとしたら、
修業がこれまでに一切なかったのも、
初めての修業が2年という長期間なのも、
そしてその内容がほぼ描写されないのも、
つまり修業は作品にとっての「本質」ではないということなんでしょう。

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テーマ:ONEPIECE - ジャンル:アニメ・コミック

| ONE PIECE考察 | 21:41 | トラックバック:1コメント:9
コメント
こんばんは、なるほど、ワンピとドラクエは似てるか
確かにそんな感じはしますねえ

他のサイトのジャンプ感想では修行なんだからじっくり書いてほしい派とスルーして一気に2年後にいって欲しい派に
見事にわかれてました(苦笑)

私は少し位なら描いてほしいなー修行編。
2010.09.01 Wed 23:27 | URL | mituki
ワンピとドラクエが似てる、か。
考えたこともありませんでした。
しかし、両者に関係する(影響を与えた)ドラゴンボールが修行するマンガだったというのは、なんとも妙な話。

あれ?あんまり関係ないかな?


修行編は、きっと回想とかで短めにするんだと思います。

ところで気になるのは、一ヵ月後、どういった始まり方をするのか?ですね。
おそらく、巻頭カラーで始まるんでしょう。
しかし、カラーで先にキャラクターを見ちゃうと、マンガ本編での登場を待ちわびてる気持ちが、ちょっと弱くなる気がするんですよね。
更に二週間後には、六百話。
ここでも、きっと盛り上がりを見せてくれると思います。(妥当な線は、一味の揃い踏みでしょうか?)

何にしても、この一ヶ月と二週間は、尾田先生が自身に課した試練になるでしょう。
そして、それは待ってる読者にも同じことがいえると思います。
2010.09.02 Thu 01:07 | URL |
Re: タイトルなし
mitukiさん
コメントありがとうございますm(_ _)m

> こんばんは、なるほど、ワンピとドラクエは似てるか
> 確かにそんな感じはしますねえ
>
> 他のサイトのジャンプ感想では修行なんだからじっくり書いてほしい派とスルーして一気に2年後にいって欲しい派に
> 見事にわかれてました(苦笑)
>
> 私は少し位なら描いてほしいなー修行編。

なんやかんやで作品初の出来事なんで
すこし突っ込んでくれてもいいかもしれないですね。
あるいはそこはアニメにまかせるのかも。
はたまた扉絵連載でやるとかもありますね。


名無しさん
コメントありがとうございますm(_ _)m

> ワンピとドラクエが似てる、か。
> 考えたこともありませんでした。
> しかし、両者に関係する(影響を与えた)ドラゴンボールが修行するマンガだったというのは、なんとも妙な話。
>
> あれ?あんまり関係ないかな?

ドラゴンボールはひたすら修業の漫画でしたねー。
ただ、後半になると修業はしてもその内容にはほぼ触れられていなかったので
そのあたりの影響があるのかもしれないですね。
精神と時の部屋とか。内容はほぼなくて結果しか残らなかったし。


> 修行編は、きっと回想とかで短めにするんだと思います。
>
> ところで気になるのは、一ヵ月後、どういった始まり方をするのか?ですね。
> おそらく、巻頭カラーで始まるんでしょう。
> しかし、カラーで先にキャラクターを見ちゃうと、マンガ本編での登場を待ちわびてる気持ちが、ちょっと弱くなる気がするんですよね。
> 更に二週間後には、六百話。
> ここでも、きっと盛り上がりを見せてくれると思います。(妥当な線は、一味の揃い踏みでしょうか?)
>
> 何にしても、この一ヶ月と二週間は、尾田先生が自身に課した試練になるでしょう。
> そして、それは待ってる読者にも同じことがいえると思います。

確かに、カラーで連載再開は間違いないでしょうが、
そこに一味の姿を描いてしまうとちょっともったいない気がしますね。
シルエットとかでうまいことぼかしたりする感じとか。

あと、以前の夏コミで配られてたコースターに書かれているのが
2年後の一味の姿だって説もありますね。

そして600話。
自分もここで2部開始だと思ってたので、
何か大きな出来事があるのは間違いないでしょうね。
一味集合がやっぱりそれっぽいですね。
2010.09.02 Thu 23:47 | URL | psychobind
修行編は嫌がるひとが多いですからねー
話をさっさと進めてほしい人には確かに邪魔なんだろうな
ただジョジョ第2部の地獄昇柱なんかはシーザーの正統派な波紋技術の凄さや
ジョセフの機転の良さをしっかり描写した修行編の好例だと思うので
一概に修行編が邪魔だとは思えないんですよね
2010.09.03 Fri 19:51 | URL |
Re: タイトルなし
コメントありがとうございますm(_ _)m

> 修行編は嫌がるひとが多いですからねー
> 話をさっさと進めてほしい人には確かに邪魔なんだろうな
> ただジョジョ第2部の地獄昇柱なんかはシーザーの正統派な波紋技術の凄さや
> ジョセフの機転の良さをしっかり描写した修行編の好例だと思うので
> 一概に修行編が邪魔だとは思えないんですよね

あの二者二様のクリアの仕方は爽快でしたね。
あとハンターハンターとか、
修業も書き方によっては十分に面白くできるんですよね。

ただまあ、ONE PIECEの場合は人数が人数なので、
みなさんちょっと及び腰になってるんじゃないですかね。
2010.09.04 Sat 00:09 | URL | psychobind
関係ないけどドラゴンボールは凄いですよね
まず回想シーンがない
場面の切り替えも少ない

特に後者はフリーザ編が凄い

クリリン中心の場面

クリリンがベジータと会う

ベジータ中心の場面

ベジータがザーボンと会う
みたいにバトンタッチしていって流れるようなストーリー

時間の錯誤も無くわかりやすいと思います
あと個人的に敵がみんな宇宙一とか自分を誇張するのが好きです
2010.09.05 Sun 23:51 | URL |
Re: タイトルなし
コメントりがとうございますm(_ _)m


> 関係ないけどドラゴンボールは凄いですよね
> まず回想シーンがない
> 場面の切り替えも少ない
>
> 特に後者はフリーザ編が凄い
>
> クリリン中心の場面
> ↓
> クリリンがベジータと会う
> ↓
> ベジータ中心の場面
> ↓
> ベジータがザーボンと会う
> みたいにバトンタッチしていって流れるようなストーリー
>
> 時間の錯誤も無くわかりやすいと思います
> あと個人的に敵がみんな宇宙一とか自分を誇張するのが好きです

さすが世界一の漫画なだけはありますよね。
絵もうまいですが、
ストーリー運びに欠かせない回想とか「一方その頃」みたいなの
なしでも話を進められる構成力も鳥山先生のすごいところです。

あと宇宙一は何回入れ替わったかわかりませんねw
バータとか宇宙一のスピードって。
フリーザとかギニューより速いつもりだったのか。


2010.09.07 Tue 22:58 | URL | psychobind
こんにちは、未読記事全制覇で、満足感いっぱいのよちえです(←psychobindさんを真似したつもり・笑)

今さらですが先週ごろ、うちの記事内にそうっと、リンクを貼らせていただきました、の、ご報告です。
無断リンク、スミマセン。

それと、何度読んでもこの記事がだいすきです、という告白(?)です。

修行シーン、私も大変に見たかった派ですが(だってすごく気になりますもん~)
ここ数週の、「ドキドキハラハラ海底散歩」な展開も楽しく、
psychobindさんの、
『修業は作品にとっての「本質」ではない』
が、改めて実感できているところです(^^)

前回いただいたコメレス(ありがとうございました♪)
「よろず相談所として宣伝していただいてもいい」
とのお言葉、ありがたく真に受けてしまいます(笑)
またこっそりリンクしちゃったりしていましたらごめんなさい♪

「なるほどー」な、楽しい時間をたくさん、ありがとうございました♪

2010.12.08 Wed 02:01 | URL | よちえ
Re: タイトルなし
よちえさん
コメントありがとうございますm(_ _)m

> こんにちは、未読記事全制覇で、満足感いっぱいのよちえです(←psychobindさんを真似したつもり・笑)
>
> 今さらですが先週ごろ、うちの記事内にそうっと、リンクを貼らせていただきました、の、ご報告です。
> 無断リンク、スミマセン。

そしてリンクもありがとうございます。
ぜんぜん無断でかまわないですよー。

うちの駄記事ども制覇していただいて光栄の極みですm(_ _)m
昔の記事とか今見るとちょっと恥ずかしいですねw
真似していただけたのもうれしい反面、ちょっと気恥ずかしいw


> それと、何度読んでもこの記事がだいすきです、という告白(?)です。
>
> 修行シーン、私も大変に見たかった派ですが(だってすごく気になりますもん~)
> ここ数週の、「ドキドキハラハラ海底散歩」な展開も楽しく、
> psychobindさんの、
> 『修業は作品にとっての「本質」ではない』
> が、改めて実感できているところです(^^)
>
> 前回いただいたコメレス(ありがとうございました♪)
> 「よろず相談所として宣伝していただいてもいい」
> とのお言葉、ありがたく真に受けてしまいます(笑)
> またこっそりリンクしちゃったりしていましたらごめんなさい♪
>
> 「なるほどー」な、楽しい時間をたくさん、ありがとうございました♪

いえいえ。
こんなに気に入っていただけるなんて、
ブロガー冥利に尽きるというものです。ありがとうございますm(_ _)m

尾田先生自身、
冒険が、いろんな土地といろんな生き物を描くことが大好きなんでしょうね。
だから麦わらの一味にいろんな冒険をさせたくて仕方ないんだと思います。
今回の海底の冒険もきっとノリノリでしょうね。

とはいえ、修業シーンは、
特にゾロの修業は回想という形で
これから詳細について語られるかもしれませんね。
やっぱ世界一の剣士とどんなことしてきたのかってのは
読者も気になるところでしょうしね。

またいつでもリンクくださいw
こちらからもリンクに追加しておきますね。

2010.12.08 Wed 22:05 | URL | psychobind
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