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週刊少年ジャンプ2011年14号の感想と予想その1 | main | つぶやきまとめ: PSYRENのサイキッカーをHUNTERxHUNTERの念系統に当てはめてみる
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PSYRENの時間軸設定について:最終回
これが最後になるでしょう、
PSYREN時間軸考察のお時間です。

最後の最後、小説第二弾で
恐らくは公式見解による歴史改変とその影響による説明が入りました。
主に「なぜドリフトは歴史改変の影響を受けないのか」
ってことについてでしたが、その鍵は

「ドリフトが2つの時間軸に重なる存在だから」

ということらしいですね。

以下、小説読んで自分なりにまとめた解説というか解釈というかです。


まず、便宜上、
アゲハがもともといた時間軸(滅びを回避した時間軸)を「現代」、
滅んだ未来を「サイレン世界」と呼びます今回も。


ドリフト達が崩壊を阻止する直前まで、
2つの時間軸は
「歴史を共有する2つの異なる世界」
って感じだとこれまで考察してきました。

スライド1

共通する時の流れの中に2つの時間軸(世界)があり、
その間をドリフト達が移動していたと。


そして崩壊阻止により、
2つの時間軸は完全に分離。

スライド2



その後、07号が救い出され、
07号がネメシスQを創り出す必要性が消滅したため、
現代の歴史では
「過去にネメシスQが現れた」という歴史自体がなかったことになり、
PSYRENに関わる情報は消滅。
蝉谷ら死亡したドリフトも最初からPSYRENに参加してすらいなかったことになる。
(黄色の領域)

スライド3



しかし一方で、生き残ったドリフト達の記憶や能力、
監視カメラの映像やレンタカーの履歴など、
PSYRENに関わっていても改変されなかったものはある。

改変されるものとされないものの違いは、恐らく
「サイレンドリフトが深く関わっているか否か」



フブキやエルモアウッドなど、
ドリフトでない人物は基本的にサイレン世界と現代の両方に存在する。
が、ドリフト達は2つの時間軸を行き来していたという特性上、
両方に重なる存在、つまり
「2つの時間軸を合わせて1人しか存在していない」。

スライド4


図の黄色の領域のように、現代にのみ影響する歴史改変がおきたとしても
サイレン世界の人達には何の影響もないのと同じで、
ドリフト達は「現代の存在であると同時にサイレン世界の存在でもある」のだから
やはり歴史改変の影響は受けない。

故に、ドリフトが深く関わった物・事件についても、
やはり歴史改変の影響を受けることはない。
だから取り調べも監視カメラもレンタカーの履歴も改変されずに残っていた。

ドリフトが関わった事例だけは、
サイレン世界と現代で「共通した歴史」であるとも言える。
つまりドリフトの存在こそが
サイレン世界と現代とを「繋げている」のだと。

スライド5



DVDが空になっても「宣戦の儀」という手書きメモだけは残っていたことや、
4thの根でアゲハとフブキが再会したことになっているのに
アゲハがそれを覚えていないのも、恐らく同じ理屈によるもの。
サイレン世界"だけ"を変えるような歴史改変が起こったところで、
現代の住人でもあるドリフトの記憶や行動に影響は出ないということ。

そもそも、ドリフトにまで歴史改変の影響が出たら、
「世界崩壊を阻止」という事実まで「なかったこと」になってしまって
結局世界は滅んでしまうという結論になるし。


これで、ドリフト達についての歴史改変の問題には
一応の説明はつけられる。
残る問題は、ドリフト達が「どちらの時間軸にいるか」
ってことになる。

本編のドリフト達の「存在確率の不確定性」は
ネメシスQの力で制御されていた。
しかし、ネメシスのプログラムが解除された今となっては
その制御役がおらず、不確定性のみがドリフトに残された。

つまりこのままでは、
何らかのきっかけで「サイレン世界の存在である確率」が高くなった際に、
ネメシスの召集を受けたときのように
サイレン世界にドリフト達が「移動」してしまう恐れがある。


ここで武智の仮説が活きてくる。
武智の推測によれば、「観測者」がいることによって
ドリフト達の存在が固定されるのだというが、
彼の言う「因果が逆転している」というのは、

・観測者が箱を開けた結果、猫は生きていた
ではなくて
・「生きている猫を観測すると(運命に)決められている者」が
 箱を開けたから、猫は生きている
となること。

武智はこの「生きている猫を観測する者」で、
「滅ばない世界でドリフト達のことを観測する者」になる。

スライド6




武智が「現代でドリフト達を観測する」と
運命的な何かによりあらかじめ決められていたとするなら、
その武智の存在によって
ドリフト達の存在確率は「現代」の方に引っ張られることになる。
ドリフトが現代の時間軸にいなければ、武智が観測することができないから。

・ドリフト達がたまたま現代に存在したおかげで武智は彼らを観測できた
のではなく
・ドリフトを現代で観測する(運命の)武智がいたから、
 ドリフト達は現代の時間軸に存在できた。

・・・というのが、武智の推論であり、「因果の逆転」であり、
武智がドリフトやPSYRENのことを忘れなかった理由となる。


最も、武智は運命のような大きなもの、のせいだと考えたけども、
実際の所は
「ドリフトに深く関わったものは歴史改変の影響を受けない」
だけなのかもしれない。

例えば、現代の07号を解放したことによって
蝉谷のような死亡者が「死んでいない世界」になったけども、
天樹院コペルについては、
なぜかその死がなかったことにされていなかった。

恐らく、エルモアがドリフト達と密接に関わりすぎたので、
今さら「コペルが死んでいない歴史」に書き換えると
歴史的に辻褄が合わないことが多発するからではないか。

武智の場合も、基本的にはこれと同じことで、
ドリフトの情報を知りすぎたが故に歴史改変の影響を受けなかった。
PSYRENのこともドリフトのことも覚えているがために、
「結果として観測者になった」
というだけのことかもしれない。
その意味ではエルモアも子供たち5人もみな観測者ということになる。



とまあ、長々と書いてまいりましたが、
小説内でも仮説・推測・妄想としか言われていないだけに
こちらとしてもいろいろ妄想する余地があるのは良いことだと思います。

PSYRENがこれで完結してしまうのがさびしい限りですが、
しかしこれだけ考察(妄想)して楽しめるような作品に出会えたことは
本当に素晴らしいことだったと思います。
両先生、お疲れ様でした。



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テーマ:PSYREN─サイレン─ - ジャンル:アニメ・コミック

| PSYREN考察 | 19:16 | トラックバック:0コメント:2
コメント
お疲れ様です!

>最後の最後、小説第二弾で
>恐らくは公式見解による歴史改変とその影響による説明が入りました。
いやー、これが一番ビックリしましたね。時間軸関係は複雑なので、
詳細はスルーされたままだろうと思ってたので。
岩代先生はどこまで考えて、連載始めたんでしょうね。
コミックのあとがきでは、謙遜されてましたが。

>しかしこれだけ考察(妄想)して楽しめるような作品に出会えたことは
>本当に素晴らしいことだったと思います。
PSYRENなき今、ジャンプには考察できる漫画が…。
ハンターが戻ってくれると嬉しいんですけどねぇ。
2011.03.07 Mon 13:20 | URL | plto
Re: タイトルなし
pltoさん
コメントありがとうございますm(_ _)m

> お疲れ様です!
>
> >最後の最後、小説第二弾で
> >恐らくは公式見解による歴史改変とその影響による説明が入りました。
> いやー、これが一番ビックリしましたね。時間軸関係は複雑なので、
> 詳細はスルーされたままだろうと思ってたので。
> 岩代先生はどこまで考えて、連載始めたんでしょうね。
> コミックのあとがきでは、謙遜されてましたが。

かなり先まで考えてないと無理ですよねー。
カブトの生死とか細かい所は
行き当たりばったりなのもあったかもしれませんが、
たぶんメインの話は一本筋が通ったものを作ってたと信じてます。


> >しかしこれだけ考察(妄想)して楽しめるような作品に出会えたことは
> >本当に素晴らしいことだったと思います。
> PSYRENなき今、ジャンプには考察できる漫画が…。
> ハンターが戻ってくれると嬉しいんですけどねぇ。

あるいはもっとエニグマががんばってくれると・・・
伏線ばら撒き型が完全にONE PIECEのみになっちゃいましたからねえ。
どっかでHxH再開って噂も聞きましたがどうなんでしょう。
早く帰ってきていただきたい。
2011.03.09 Wed 20:49 | URL | psychobind
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