日本人に生まれながら漫画やゲームを楽しまないのはアメリカ人に生まれながらハリウッド映画を楽しまなかったりスペイン人に生まれながら闘牛を楽しまないのと同じだと思うブログ。

週刊少年ジャンプ2012年42号の感想と予想 | main | 週刊少年ジャンプ2012年41号の感想と予想
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ジャンプで同ジャンルの新連載が多発する事例について
おかえり僕らの神海っちゃん記念。

同ジャンルの新連載が続けざまに始まる現象について
考えてみたのです。


自分、集英社の人間ではないのでただのあて推量ですし、
当たっていたとしても何の得にもならん記事。








具体的には
少年疾駆~ドイソルまでのサッカー漫画3連弾と、
針栖川~恋染紅葉、そして現在までつづくラブコメ攻勢について。

KTRの趣味の館さんのジャンプデータベースを参考にさせていただきております。


1:サッカー漫画3連弾について

時は2010年、
少年疾駆が始まって打ち切られたかと思ったら
LIGHT WINGが始まり、
それも打ち切られたと思ったらドイソルが始まり、
と入れ替わり立ち代わりでサッカー漫画が3連続で続いていった現象がありました。


我思うに、
こんなにサッカー漫画が連打されたのは、
2010年にサッカーワールドカップが開催されたのが要因の1つでしょう。

世間ではサッカー熱が盛り上がっているから、
サッカー漫画を描けば生き残りやすい、
もしくは
予てからサッカー漫画を描きたかった作家にとっては2010こそが最大のチャンスだった、
故に2010年の連載会議には
上記の3作品以外にもサッカー漫画が大量に出されていたのではないかと思います。

もしそうなら、
2002年や2006年もサッカー漫画だらけになっていたんじゃないか、
と思われるかもですが、
2002年はテニスの王子様、Mr.FULLSWING、ルーキーズという
ヒットしたスポーツ漫画3作が連載中であり、しかもアイシールドがその年に連載開始。
2006年もアイシールドとテニスがまだまだ現役でした。

一方、2010年のスポーツ漫画はアニメ化前の黒子のバスケ1作だけ。
つまり編集部的にもスポーツ漫画欠乏症に悩まされていて、
できるだけスポーツ漫画の数を増やしたかった、のではないかなと。


・ワールドカップの影響で編集会議に出されるサッカー漫画の数が増えた
・編集部がスポーツ漫画の数を増やしたがっていた

という2条件が重なったのが2010年であったので、
あんなに連続してサッカー漫画が新連載になったんじゃないかなと。


2:ラブコメ攻勢について

ラブコメについても、上記のスポーツと同じく
ジャンプのラブコメ欠乏症が原因の一端を担っているのではないかと思われます。

2010年にあねどきっが打切りになってから、
2011年に針栖川が始まるまで、実に1年半もの間、
ジャンプ誌上からは純ラブコメが絶滅していました。
magicoとか、要素としてラブコメを含むものはありましたが。

もちろん2010年以前にもラブコメが連載していない期間はありましたが、
2000年代で調べてみると、
それはどんなに長くても1年未満でしかありませんでした。
1年半もラブコメが連載されないなんてのは
2000年代においては前代未聞の異常事態。

だから、2010年~2011年前半ごろに連載を狙っていた作家は、
今のジャンプには長期にわたってラブコメがない
⇒ 今ラブコメを連載すれば競争相手がいない&目新しく映るから生き残る可能性が高い
と考え、やはり過去に例を見ないほどに
編集会議に大量のラブコメが出されるようになったのではなかろうか。

また、こうして同ジャンルを狙う作家が複数名出てきた場合、
誰かが先陣を切ったとしても、
残った作家が諦めるとは限らないのですよね。

例えば、
ニセコイの読切版が2011年1月、
恋染紅葉の作者コンビが最初に描いたラブコメ読切が2011年5月、
そして針栖川の連載開始が2011年7月。

ニセコイや恋染(の作家コンビ)は
針栖川が始まるよりも前からラブコメによる連載を狙っていたことがわかります。
が、
彼らは「先に針栖川が始まっちゃったからラブコメ連載は諦めよう」
と考えたかというと、否ですよね。

読切で結果を出したり、連載会議に出せるほど練り上げた作品というのは、
そう簡単に諦められるものではないのでしょう。
例え、いざ本当に連載になったときにジャンルが被ってしまうとしても。

これは先述のサッカーの場合もそうですね。
少年疾駆が先に始まったからと言って
神海先生がサッカー漫画の連載を諦めるという流れにはならないでしょうし、
そもそもそこで諦めてしまう人に
LIGHT WINGなんて怪作は描けない気がしますw


まとめると、

【サッカー新連載が続いた理由】
・2010年ワールドカップの影響で、連載会議に出されるサッカー漫画率が上昇した

【ラブコメ新連載が続いた理由】
・1年半もラブコメがなかったので、連載会議に出されるラブコメ漫画率が上昇した

【共通する理由】
・当時の連載陣にはそのジャンルが不足していて、編集部も積極的に連載させたかった
・一度、連載会議に出した作品を、作家は簡単には諦められない


3:もう1つの理由について

あるいは、もう一つ考えられる理由として、
「バトル漫画の不振」
というのもあるかもしれません。

新連載を除いた現連載陣の中で、
最も新しいバトル漫画ってトリコ(2008年開始)なんですよ。
つまりここ4年の間、
バトル漫画の新連載はことごとく討死にしているというわけですね。
チャゲチャ、ぼっけさん、赤星、鍵人、SWOT・・・
そしてバルジ。

なんかもう、看板が強すぎるからなのか何なのか、
とにかく現ジャンプはバトル漫画が生き残れない土壌になってる気がします。

トリコ以降で長く続いた作品といえば、
・純バトルではない べるぜ、めだか
・スポーツ物の 黒子、クロガネ
・お色気+バトルの 保健室、magico
・ストーリー物の バクマン。、enigma
など。
見事に純粋なバトル漫画がないんですね。

バトル漫画では生き残れない為、
作家や編集らがバトル以外のジャンルを模索した結果が
スポーツやラブコメの連続連載に繋がったりしたというのも
一因としてあるのかなあ、と。




とまあ、そんなところです。
最初に言った通り何の得にもならん記事でしたが
読んでいただいた方はありがとうございますm(_ _)m

気になっちゃったんだから仕方ない。


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テーマ:週刊少年ジャンプ全般 - ジャンル:アニメ・コミック

| その他考察 | 22:38 | トラックバック:0コメント:8
コメント
個性
以前、ジョジョの原作者の荒木飛呂彦先生が、「昔は(この場合は1980年代の事を指しているのか?)各作家がいろんなものを自ら開拓して、みんな違うものを描いていた。
けれども、今は先輩達が開拓してきたものをただそのまま焼きなおしているだけのものがあまりにも多い。
昔は人と同じものを描いたら凄く貶されましたけど。」と雑誌のインタビューに答えていましたが、今にして思えば、荒木先生の指摘は決して間違ってはいなかったという事に。

スポーツものであれラブコメであれ、またはバトル漫画であろうとも、見ただけで「これは誰々の作品だ」と読者に強烈に印象づけるものでなければ、生き残ることは難しいと思います。

>LIGHT WINGなんて怪作は描けないような気がします
一話目を読んだときに、キャプテン翼の劣化版だと判断し、読むのをやめましたwww

2012.09.15 Sat 21:29 | URL | 隆明
はじめまして。
2008年末-2009年初頭に『マイスター』というサッカー漫画があって、あれも2010年のW杯を視野に入れてたか気になりますねw
あと、サッカー漫画の前に「フープメン」「どでしかでん」「黒子のバスケ」とバスケ漫画を連発した流れもあるので当時スポーツ枠そのものについての方針が何かしらあったのかもしれません。
そして最近はラブコメで… なんというか、数打ちゃ的な大ざっぱさも感じなくはないですが
2012.09.16 Sun 03:15 | URL | みやも
Re: 個性
隆明さん
コメントありがとうございますm(_ _)m


> 以前、ジョジョの原作者の荒木飛呂彦先生が、「昔は(この場合は1980年代の事を指しているのか?)各作家がいろんなものを自ら開拓して、みんな違うものを描いていた。
> けれども、今は先輩達が開拓してきたものをただそのまま焼きなおしているだけのものがあまりにも多い。
> 昔は人と同じものを描いたら凄く貶されましたけど。」と雑誌のインタビューに答えていましたが、今にして思えば、荒木先生の指摘は決して間違ってはいなかったという事に。
>
> スポーツものであれラブコメであれ、またはバトル漫画であろうとも、見ただけで「これは誰々の作品だ」と読者に強烈に印象づけるものでなければ、生き残ることは難しいと思います。

個性がないと、次々と新連載が始まるジャンプの特性上、
「どっかで見たような作品」という評価を免れませんからね。

とはいえ、
当の荒木先生の場合は、
個性的すぎて逆に受け入れられなかった(ジョジョ以前の2作はいずれも打切り)
ので、何事もほどほどにというところでしょうかw

最初の作品で個性を出して固定ファンを掴み、
続く作品でヒットを飛ばすというのが理想的なパターンでしょうか。


> >LIGHT WINGなんて怪作は描けないような気がします
> 一話目を読んだときに、キャプテン翼の劣化版だと判断し、読むのをやめましたwww

結果として短期打切りになってしまいましたが、
少なくとも、他作品とは違った強烈な個性をもつ作品ではありましたよw

というか、神海先生は荒木先生の弟子にあたりますから、
個性という意味では申し分ないものでしたw
2012.09.16 Sun 19:46 | URL | psychobind
Re: タイトルなし
みやもさん
はじめまして。
コメントありがとうございますm(_ _)m


> はじめまして。
> 2008年末-2009年初頭に『マイスター』というサッカー漫画があって、あれも2010年のW杯を視野に入れてたか気になりますねw
> あと、サッカー漫画の前に「フープメン」「どでしかでん」「黒子のバスケ」とバスケ漫画を連発した流れもあるので当時スポーツ枠そのものについての方針が何かしらあったのかもしれません。
> そして最近はラブコメで… なんというか、数打ちゃ的な大ざっぱさも感じなくはないですが

マイスターは・・・どうなんでしょうねw
最初の10週が勝負のジャンプ連載ですから、
W杯狙いだとしたら少々フライングしすぎたのかもしれませんw

そういやバスケ連発してた時期もありましたね。
黒子やフープメンが始まった時期は
ちょうどアイシールドが最終回間近だったときなので、
アイシールド後のスポーツ漫画が欲しい編集部が
スポーツ漫画を優先させてたのかもしれません。
マイスターもこの時期に当てはまりますので、
どっちかというとW杯よりこの理由のが大きいかもですね。

アンケとれなきゃ即打切り、
というルールを曲げられない以上、
編集部がとれる作戦としてはとにかく数を載せる、
しかないのでしょうね。
2012.09.16 Sun 19:59 | URL | psychobind
荒木先生
返信ありがとうございます。
>当の荒木先生の場合は、個性的すぎて逆に受け入れられなかった(ジョジョ以前の2作はいずれも打ち切り)
もしかして、打ち切られた2作というのは「バオー来訪者」と
「魔少年ビーディー」のことでしょうか? 
「魔少年ビーディー」の方がハッキリとした記憶はないのですが、内容がどことなく「PCP」に似ていたような気がします。
>何事もほどほどに
まあ、荒木先生の場合もジョジョの創作においてはかなり
「北斗の拳」の影響を受けていますので(特に第三部まで)
、全くのオリジナルという訳でもないのですが・・・でもそれを言いだしたら、ルフィのギア2も悟空の界王拳に近いような気も・・・ネタかぶりは漫画業界では暗黙の了解なのかもしれません。
>神海先生は荒木先生の弟子に当たりますから
そうだったんですか・・・!? 今度ブックオフで「LIGHT 
WING」を購入し、読んでみます。
でも、サッカー漫画は今のジャンプで流行るのは難しいと思います。
どんな完成度の高いものを描いたとしても、「キャプテン翼が受けたから始めたんだろ」という印象はぬぐい去りませんからね。
2012.09.16 Sun 23:36 | URL | 隆明
Re: 荒木先生
隆明さん
コメントありがとうございますm(_ _)m


> 返信ありがとうございます。
> >当の荒木先生の場合は、個性的すぎて逆に受け入れられなかった(ジョジョ以前の2作はいずれも打ち切り)
> もしかして、打ち切られた2作というのは「バオー来訪者」と
> 「魔少年ビーディー」のことでしょうか? 
> 「魔少年ビーディー」の方がハッキリとした記憶はないのですが、内容がどことなく「PCP」に似ていたような気がします。

自分も内容についてはわからないのですが、
荒木先生っぽさの溢れる作品だったと聞いておりますw


> >何事もほどほどに
> まあ、荒木先生の場合もジョジョの創作においてはかなり
> 「北斗の拳」の影響を受けていますので(特に第三部まで)
> 、全くのオリジナルという訳でもないのですが・・・でもそれを言いだしたら、ルフィのギア2も悟空の界王拳に近いような気も・・・ネタかぶりは漫画業界では暗黙の了解なのかもしれません。

かぶっても荒木先生のように
独自性を持たせられれば問題ないんでしょう。
しかしそれ(独自性)をやりすぎると
逆にとっつきにくい作品になってしまうということですね。


> >神海先生は荒木先生の弟子に当たりますから
> そうだったんですか・・・!? 今度ブックオフで「LIGHT 
> WING」を購入し、読んでみます。
> でも、サッカー漫画は今のジャンプで流行るのは難しいと思います。
> どんな完成度の高いものを描いたとしても、「キャプテン翼が受けたから始めたんだろ」という印象はぬぐい去りませんからね。

神海先生はぬらりひょんの孫の椎橋先生と同じく
荒木先生の元アシスタントです。

とはいえ、どんな肩書があったとしても
LIGHT WINGは短期打切り作品ですから
そこはあらかじめご了承の上で楽しみくださいw


2012.09.19 Wed 20:40 | URL | psychobind
私は荒木氏の発言には同意しかねます。昔の方がパクリに寛容でした。氏の作風も初期は当時の典型的な絵柄だったと聞いています
新規開拓のハードルはどんどん上がり、パクリの概念も拡大し、判定も厳しくなる(サッカー漫画を描くと劣化版キャプつば扱い)中で、「最近の漫画は先人のパクリ」という発言をするのはアンフェアです

同一ジャンルの新連載が連続攻勢されると、下手な鉄砲効果の他にも、潜在的需要の掘り起こしにもつながりそうですね
ジャンプでラブコメが熱いみたいなニュースもありました。外部から入った人もいるでしょう。各作品のファンも生き残り競争のためにアンケートを必死で送るかもしれません
編集部はこうした内外の需要創設も計算してるのではないかと思います
2013.01.18 Fri 01:20 | URL |
Re: タイトルなし
コメントありがとうございますm(_ _)m


> 私は荒木氏の発言には同意しかねます。昔の方がパクリに寛容でした。氏の作風も初期は当時の典型的な絵柄だったと聞いています
> 新規開拓のハードルはどんどん上がり、パクリの概念も拡大し、判定も厳しくなる(サッカー漫画を描くと劣化版キャプつば扱い)中で、「最近の漫画は先人のパクリ」という発言をするのはアンフェアです

その娯楽が生まれてから時間が経てばたつほど、
すでに世に出ている作品の数が増えて、
どうしても「被っている」作品というものが出てきやすくなりますしね。

昔のジャンプがパクリに寛容というのも納得です。
「困ったらトーナメント」
と揶揄されるほど、作品間で似たような展開を繰り返していた時期もありましたし。


> 同一ジャンルの新連載が連続攻勢されると、下手な鉄砲効果の他にも、潜在的需要の掘り起こしにもつながりそうですね
> ジャンプでラブコメが熱いみたいなニュースもありました。外部から入った人もいるでしょう。各作品のファンも生き残り競争のためにアンケートを必死で送るかもしれません
> 編集部はこうした内外の需要創設も計算してるのではないかと思います

例えばラブコメが増えれば、
今までジャンプに興味なかった人が読み始める可能性ありますしね。
サッカーも同様。

読者アンケートで、面白かった作品の回答以外の項目で
「どんな作品・展開が読みたいですか?」
みたいな質問ありますけど、
あの辺も考慮して潜在ニーズを見極めているのかもしれません。

2013.01.18 Fri 20:39 | URL | psychobind
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