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超好意的 BLEACHと特撮変身ヒーローとの共通点について
ジャンプ感想以外の記事も久しぶりですが、
最近のBLEACHが面白くてたまらないのもありまして
久しぶりに超好意的ネタです。

超好意的な気持ちでお読みください(´ー` )








BLEACHという作品、ひいては、
その主人公である黒崎一護は、
バリバリの少年バトル漫画の主人公であるとともに、
仮面ライダーやスーパー戦隊のような
「変身ヒーロー」の要素を色濃く含んだ存在であると思われます。


【ヒーローものとの共通点】

「ある日、超人に変身する能力を手に入れた主人公が、
悪の怪物から人々の命を守るために人知れず戦う。」


という粗筋。
仮面ライダー等の特撮変身ヒーロー作品には
だいたい当てはまるものですが、
これ、
初期のBLEACHにもそのまんま当てはまります。

部分部分が似ている作品は他にもあるでしょうが、
ここまで変身ヒーロー物との共通項を見いだせるのは
BLEACHくらいのものではないでしょうか。

特に重要なポイントは4つ。


1:「変身する能力」

まず、少年漫画といってもジャンプに限定しますが、
「戦闘時に変身する」
という主人公がまず稀です。

現連載陣では、BLEACH以外では
最近始まったワールドトリガーしかなく、
数年過去の作品に遡っても
リボーンとぬらりひょんの孫くらいのものでしょう。

さらに、最近の仮面ライダーでは、
人間体 ⇒ 通常変身 ⇒ 強化変身
と、
多段階変身するのが当たり前で、
そのたびに外装が大きく変化します。

ジャンプ主人公でもパワーアップ変身するキャラは数多くいます。
スーパーサイヤ人、ギア、ナルトの各種モード、スーパーミルクタイムなどなど。

ただ、それらは体色や毛色、および体から発するオーラ等、
外見の変化といってもあくまで「肉体の変化」。

BLEACHの一護が決定的に異なるのは、
卍解も虚化もフルブリングも肉体ではなく「衣服」が変化するということ。
肉体ではなく
外装が変化・追加されるという点で
一護はかなり変身ヒーローに近い特性を備えていると言えましょう。



2:「悪の怪物」

ONE PIECEやNARUTOは初期からずっと人間同士の戦いを描いてますし、
トリコは人間以外の猛獣を相手にすることはあっても
それは狩りの対象であって悪ではない。
べるぜバブでは悪魔が出てきますが外見はほぼ人間と変わらない。

BLEACHは今でこそ
相手が人間やそれに近い外見をもつものだったりしますが、
初期の頃は「悪の怪物=虚」と戦うものでした。

また、比較的最近でも
破面の連中は通常もしくは帰刃状態で
外見がほぼ怪物であるものも何名かおり、
「悪の怪物」との対決の構図が消えたわけではありません。



3:「人々の命を守るため」

ヒーローにとっては当たり前のことですが、
こういう動機で戦っている主人公って、
実はジャンプだと珍しい部類に入るのではないでしょうか。

近しい人物の命を守ろうとするのは、
どの漫画の主人公もそうでしょう。

ただ、
ルフィやトリコは基本的に己の欲望のために戦いますし、
男鹿はだいたい正当防衛。
ナルトは里の人々を守ろうとはしますが、「火影」という別の大きな目標もある。

そこへ行くと一護は、
仲間他人含めて誰かを守ることが最大の目的であるという点で、
変身ヒーロー物の主人公に近い存在であろうかと。



4:「人知れず」

ジャンプ漫画の主人公は、ほとんどの場合、有名人です。

その正体や隠している力を
家族友人が知らないというのは、かなり珍しいケース。

一護は、非戦闘員の家族や友人には
自身の力や死神代行の仕事について明かしておらず、
これまたやはり
人知れず悪と戦うヒーローの要素を持ち合わせておるのです。



と、このように、
特に初期のBLEACH、ひいては黒崎一護という人物は
多分に変身ヒーロー物との共通点が見受けられます。

初期の一護が仮面をかぶってバイクに乗れば
そのまま「仮面ライダーOSR」として放送できそうなくらいに。

BLEACHとは、
少年漫画であり、バトル漫画であり、
そしてヒーロー漫画でもあると。





【共通点を持つ理由】

なぜ、BLEACHがこんなにもヒーロー物との共通点を持つのかと考えていくと
1つの説に行き当たりました。


変身ヒーロー物においては、いくつかの「お約束」が存在します。
例えば、
「怪人はヒーローの変身中には攻撃してはならない」
なんてのはギャグ漫画のネタにされるほど有名な話。

しかし、視聴者がそれについてツッコミを入れることはほぼありません。
本来のターゲットである男児たちはそんなこと気にしないですし、
ある程度歳をとった視聴者ならば
「変身ヒーロー物とはそういうものだ」と理解しているからです。


なれば、BLEACHはどうでしょう?
ヒーロー物との共通点を多く持つBLEACHには、
作品の様々な部分においてヒーロー物の「お約束」が当てはまるのだとすれば。


例えば、スーパー戦隊のお約束として
「敵が巨大化するまで巨大ロボを呼ばない」
というのがあります。
いきなり巨大ロボで等身大の敵を踏みつぶしたりはしないのです。

一方、BLEACHは登場キャラ達が「最初から本気を出さない」と揶揄されることがあります。
しかし、違うのです。
彼らはあくまでも「お約束」を守っているだけなのです。


なぜ戦隊ヒーローは最後まで巨大ロボを呼ばないのか?
1つにはたとえば
街中でロボを呼ぶと、等身大の敵とは逆に戦いづらいという
物語内の理由もあるでしょうし、
バトルの花形であるロボは番組の最後にとっておきたい、
という制作側の都合もあるでしょう。

そして制作側の都合が
何作にもわたってお約束、言い換えればテンプレートとして使われているということは、
そのテンプレートが「有効」であることの何よりの証明です。

本気を出す、ということに限らず、
BLEACHという作品がその多くの要素において
変身ヒーロー作品との共通点を持っているのは、
そのテンプレートに乗っかることで、
少年、特に幼い男児の琴線に触れることを狙ってやっているのではないか、
と好意的に思わなくもない。

バトルの整合性などを特に気にしない年齢の少年読者に対しては、
最初から本気を出さない方が物語構成として有効である、
と判断してのことなのです。
か?





BLEACHはヒーローものであり、
ヒーローもののお約束に乗っ取って作られているからこそ、
最初から卍解したりはしないし、
自分の能力を相手に喋ったりしちゃうし、
大画面でド派手な必殺技を決めたりするのが頻繁に起こるのです。
きっと。

だからこそ、逆に
話やバトルに整合性を求める読者からは
ツッコミ対象として愛されている作品でもあるわけなのですが。

なので今度から、
BLEACHを読むときは
「本気を出さないのは巨大ロボを呼ばないのと同じなんだ」
という温かい気持ちで見守ってみてはいかがでしょうか。


・・・無理?



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テーマ:BLEACH - ジャンル:アニメ・コミック

| 超好意的BLEACH論 | 23:27 | トラックバック:0コメント:2
コメント
あまり関係ない話題で恐縮ですが、変身物全般ではなく仮面ライダーシリーズのお約束と言えば、「ライダーは怪人と本質的に同じ力を使う」と言うものがありますね。元祖である1号が元々ショッカーの改造人間である事のオマージュとして、最近で言えばウィザードは自分の中のファントムであるドラゴンの力で戦いますし、Wのメモリ、OOOのメダル、フォーゼのアストロスイッチは敵の怪人としての力の源ですしね。
いちごが虚の力を使うたび、そんな物をおもいだしてしまいます。

以前拝見しましたONE PIECEがRPGに似ていると言う記事にいたく感銘を受けまして、それ以来ONE PIECEをより楽しむ事ができていますが、今回の記事もとても面白かったです。
2013.05.26 Sun 00:39 | URL | 野奈目
Re: タイトルなし
野奈目さん
コメントありがとうございますm(_ _)m


> あまり関係ない話題で恐縮ですが、変身物全般ではなく仮面ライダーシリーズのお約束と言えば、「ライダーは怪人と本質的に同じ力を使う」と言うものがありますね。元祖である1号が元々ショッカーの改造人間である事のオマージュとして、最近で言えばウィザードは自分の中のファントムであるドラゴンの力で戦いますし、Wのメモリ、OOOのメダル、フォーゼのアストロスイッチは敵の怪人としての力の源ですしね。
> いちごが虚の力を使うたび、そんな物をおもいだしてしまいます。

そうなんですそうなんです!
野奈目さん鋭い。

敵味方でパワーソースが同じ、
というのも共通点として挙げようかと思いましたが、
パワーソースが同じと言うだけなら
けっこういろんな漫画がそうだなあと思ってお蔵入りに。


> 以前拝見しましたONE PIECEがRPGに似ていると言う記事にいたく感銘を受けまして、それ以来ONE PIECEをより楽しむ事ができていますが、今回の記事もとても面白かったです。
ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
楽しんで頂けて光栄です( ´ ▽ ` )ノ

2013.05.26 Sun 09:14 | URL | psychobind
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